コラム

離職票が届かない|いつ届くのか、届かないときの対処法

/最終更新:2026年8月5日
この記事の結論

離職票は、退職後10日から2週間ほどで届くのが一般的です。

2週間を過ぎても届かない場合は、まず会社へ連絡してください。それでも対応されない場合は、ハローワークに相談できます。離職票がなくても、仮の手続きができる場合があります。

この記事でわかること
  • 離職票がいつ届くのか、その仕組み
  • 届かないときの連絡先と伝え方
  • 届いたあとに必ず確認すべきこと

失業手当の手続きは、離職票がないと始まりません。ところが届く時期は会社の対応次第で、待っているうちに1か月が過ぎることもあります。

この記事では、届かないときにどう動けばよいかを整理します。

離職票が届くまでの仕組み

離職票は、会社が直接発行するものではありません。ハローワークが発行し、会社経由で本人に届きます

図解1|離職票が届くまで
退職日の翌日から10日以内
会社がハローワークへ離職証明書を提出
法令上、この期限が定められています。

数日
ハローワークが離職票を発行
内容を確認したうえで、会社へ交付します。

退職後10日〜2週間ほど
会社から本人へ郵送される
これが手元に届いて、ようやく手続きができます。

会社には交付する義務があります

雇用保険法により、会社は離職証明書をハローワークへ提出する義務を負っています。本人が離職票を希望している場合、これを拒むことはできません。

「離職票は不要」と言った覚えがないか確認してください

退職の手続きで「離職票は必要ですか」と聞かれ、転職先が決まっていたため「不要」と答えていたケースがあります。

この場合、会社は交付の手続きをしていない可能性があります。あとから必要になった場合は、その旨を伝えれば発行してもらえます

届かないときの対処

ステップ1|会社へ連絡する

まずは人事・総務の担当者へ連絡します。次のように伝えれば十分です。

図解2|連絡の例

お世話になっております。○月○日付で退職いたしました○○です。

失業給付の手続きのため離職票が必要なのですが、まだ届いておりません。
発行の状況をご確認いただけますでしょうか。

お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

記録が残るよう、メールで連絡することをおすすめします。

多くの場合、この連絡で解決します。単に手続きが遅れているだけということが少なくありません。

ステップ2|ハローワークに相談する

連絡しても対応されない場合、住所地を管轄するハローワークに相談できます

ハローワークから会社へ、離職証明書の提出を 促してもらえる場合があります。会社の所在地を管轄するハローワークが対応することになります。

伝えること 内容
退職日 いつ退職したか
会社名と所在地 わかる範囲で
連絡の経過 いつ、どのように会社へ連絡したか
会社の対応 返答があったか、どのような内容か

メールでのやり取りが残っていれば、持参すると話が早くなります。

離職票なしで手続きできる場合

退職から一定の期間が過ぎても離職票が届かない場合、離職票なしで手続きを進められることがあります

ハローワークが会社に確認をとったうえで、仮に受給資格を決定するという扱いです。

早めに相談することに意味があります

失業手当の受給期間は、離職日の翌日から原則1年です。離職票が届くのを待っている間も、この期間は進んでいきます。

また、手続きが遅れれば、その分だけ入金も遅れます。2週間を過ぎたら、まず会社へ連絡するという目安で動いてください。

受給期間については失業手当の受給期間は1年で解説しています。

届いたら必ず確認すること

離職票が届いたら、署名する前に内容を確認してください。とくに次の2点です。

1|離職理由

図解3|離職理由で変わること
自己都合 会社都合
給付日数 90日〜150日 90日〜330日
給付制限 原則1か月 なし
国民健康保険料 通常どおり 軽減される場合あり

離職票には、会社が記載した離職理由と、それに対して本人が異議を申し出るための欄があります。

事実と異なる記載があれば、異議がある旨を書き、資料を添えてハローワークへ提出できます。判定するのは会社ではなくハローワークです。

詳しくは会社都合と自己都合で何が変わる?をご覧ください。

2|賃金の記載

離職票には、退職前6か月の賃金が記載されています。この金額が失業手当の日額を決めます

確認すること 内容
金額 手元の給与明細と一致しているか
対象期間 退職前6か月分が正しく記載されているか
残業代・手当 含まれているか(毎月支払われる手当は対象です)
賞与は含まれません(記載されていなくても正常です)

記載に誤りがあると、受け取れる金額が変わります。給与明細と照合してから署名してください。

受け取れる金額を確認できます

月収・年齢・雇用保険の加入期間を入れるだけ。
離職理由による違いも見比べられます。

受給額をかんたん試算する

※ 試算です。実際の支給は各窓口の審査により決まります

よくある質問

転職先が決まっていても、離職票は必要ですか

すぐに就職する場合は不要です。ただし内定が取り消される可能性や、早期に退職する可能性を考えると、受け取っておくほうが安全です。受け取っておいて使わないことに不利益はありません。

会社と連絡がつきません

ハローワークに相談してください。会社の所在地を管轄するハローワークから連絡してもらえる場合があります。倒産などで会社が機能していない場合も、ハローワークが対応します。

離職票をなくしてしまいました

再発行できます。会社の所在地を管轄するハローワーク、または住所地のハローワークで手続きしてください。

離職理由に納得できませんが、もう署名してしまいました

署名したあとでも、ハローワークで事情を説明することができます。実際の状況を裏づける資料があれば持参してください。判定するのはハローワークです。

退職代行を使いました。離職票は届きますか

退職代行を利用した場合でも、会社には離職証明書を提出する義務があります。届かない場合は、代行業者を通じて確認するか、ハローワークに相談してください。

まとめ

この記事の要点
  • 離職票は退職後10日から2週間ほどで届くのが一般的です
  • 会社には離職証明書を提出する義務があります
  • 2週間を過ぎたら会社へ連絡し、対応されなければハローワークに相談できます
  • 離職票がなくても、仮の手続きができる場合があります
  • 届いたら離職理由と賃金の記載を必ず確認してください

離職票を待っている間も、受給期間は進んでいきます。届かないまま待ち続けるのが、いちばん損をします。

連絡してもうまくいかない場合や、離職理由の記載に納得できない場合は、一度ご相談ください。確認だけでも承ります。

参考にした公的機関の情報

本記事は制度の一般的な説明です。手続きの取り扱いは管轄のハローワークにより異なる場合があります。実際の支給の可否・金額・期間は、ハローワークの審査により決定されます。

当サービスは民間の相談サポートであり、公的機関ではありません。事実と異なる申告をおすすめするものではありません。

本記事に記載の内容は、令和7年8月1日時点のものです。制度改正により変更される場合があります。

※本記事は制度の一般的な説明です。個別の可否・金額は、健康保険の保険者およびハローワークの審査により決定されます。記事内容は公開時点の情報にもとづきます。

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